ゲスターゲン療法とは、「ゲスターゲン剤」を投与することによって、その後の数日の間に人為的に生理を起こさせる治療法です。「注射法」と「経口投与法」とがありますが、一般的には経口のゲスターゲン剤を処方されることが多いようです。
妊娠を望んでいない「無排卵性月経」の人への治療法で、定期的に消退出血を起こすことで通常と同じような月経サイクルを作り出します。
ゲスターゲン剤(プロベラ、ヒスロン、デュファストン、ルトラール、ノアルテン、プリモルトN、ゲスタノン)5~10mgを、5~7日に連続で服用します。そして消退出血が起これば、以降21~23日目から同じようにゲスターゲン剤を5~7日に連続で服用していきます。
妊娠を望んでいる場合でも、排卵が起こらなかった周期に強制的にリセットさせる方法で、ゲスターゲン療法が使われることがあります。